こんにちは。さぁままです。今日は私の世界一周バックパッカーの経験をもとに感じたこと学んだことをまとめていこうと思います★ぜひ最後までお読みいただければ嬉しいです。
簡単に私のプロフィールから。
- 元大手英会話スクール講師 (TOEIC(R)980点、英検一級、TESOL、CEFL C1) → 現在はオンライン英会話講師をしながら娘への英語育児をしています。
- これまで海外旅行で訪れた国は50か国
- 2017年に仕事を休職し世界一周バックパッカーとして36か国を7か月間で巡る
海外一人旅ではどの国へ行っても多くの学びや発見があり、失敗があり、旅で出会うものすべてがいつも私を成長させてくれます。まずは私が世界一周旅に出たきっかけについてお話します。
私の世界一周旅のきっかけ
2017年に私は英会話講師のお仕事を休職し、7か月間の旅へ出ました。世界一周の旅に出ようと決めたきっかけは、仕事のストレスにより自律神経失調症と診断されたことでした。教師という仕事自体は大好きでしたが、任される仕事の責任の大きさや人員不足による仕事量と残業の多さに心はヘトヘトに疲弊していました。仕事が終わる度にぷつんと糸が切れたように自分が制御できず涙が止まらなくなる苦しい毎日。うつ病を発症する一歩手前の状態でした。
このままではいけない!と思い立ち、大好きな英語を使って自分自身を強くしてくれる何かとてつもなく大きなことにチャレンジしてみたくなったのです。私にとってそれは「世界一周」という人生最大のプロジェクトでした。
きっかけはなんでもOK
私は決して周りに誇れるキラキラした理由で世界一周へ旅立ったわけではありません。苦しい日常からの「現実逃避」とも言えると思います。
それでも世界一周へと飛び立ち、様々なことを経験し、失敗した数だけ心も強くなり、自分自身の決断や人生を肯定的に認められるようになったことで、復職してからの私の教師人生にも大きな変化がありました。「努力してひとつのことを達成した自分に自信がもてること」が生きていくうえでいかに大切なのかがよく分かったのです。生徒さんから「先生って本当に人生楽しそうですよね」と言われることがすごく増えたことに驚きました。
最近では心理学に限らずビジネスや子育てなど様々なジャンルでSelf-esteem(自己肯定感)というキーワードを多く見かけるようになりましたよね。自己肯定感の強さがその人の人生をより豊かにしてくれるという考え方です。
きっかけはどんなことでもいいのだと思います。勇気を出して一歩踏み出すことが大事。踏み出してみたら意外となんだかんだでうまくいくものです。外国で生き抜くことで得られた経験は、きっと人生の宝物になります。
世界一周を達成して感じたこと
北米→中米→南米→ヨーロッパ→アフリカ→アジア→オセアニアという7か月間で36か国を巡った私の世界一周旅。こんな一大プロジェクトを成し遂げた時にはものすごく立派な自分自身になっているのではないかと出発前はワクワクしていましたが、帰国日に世界一周の旅を振り返ったとき感じたことは、ただひとつとてもシンプルなものでした。
それは、「ただただ自分は無力で無知で、一人では何もできないんだ」ということでした。
無知で無力である自分に気づけることが旅の財産
これは決してネガティブな意味の無知無力感ではありません。あまりにも世界は広くて、偉大で、優しくて。到底自分なんてちっぽけで敵わなくて。いつだって誰かの支えや助けがあって私の人生はやっとのことで成り立っているのだと。
世界遺産のイグアスの滝を目の前にしたら、吸い込まれそうなその地球の歴史と偉大さに言葉も出ずただ圧倒されてその場に立っているのがやっとだったり。
世界一危険な街のひとつだなんてインターネットで囁かれているボリビアのラパスで出会った人たちはあまりにも優しい笑顔でそこにいたり。
世界一の幸福度を誇るブータンで考えさせられた「幸福とは」というあまりにも大きな人生の課題。
そんなたくさんの自分の無力感や無知を思い知る度、旅に出てよかったなぁと思う毎日でした。インターネットでなんでも情報が得られてなんだか上辺だけで知った気になってしまったり、誰かの意見に合わせることが正しいという日本人らしい風潮、溢れるほどの他人のジャッジや価値観に触れすぎてそれを自分のもののように思い込んでしまうことが容易なこんな時代だからこそ、たくさんの時間とお金と労力を費やしてでも自分の足でそこへ行って考え、目にすることのできた景色や学びはとても価値あるものに感じました。
「自分の感じることを大切にいつもぶれずに芯をもって生きる」ということが、少しだけできるようになった気がします。
世界で通用する英語力をつけること
世界一周旅ではやはり言葉の力はとても大切です。私はスペイン語を大学で専攻していたので簡単なコミュニケーションであればスペイン語が話せます。やはり南米の旅では英語が話せない人と出会うことも多く、スペイン語が非常に役立ちました。そして、ヨーロッパやアジアのほとんどの国では英語を使ってたくさんの旅人やローカルな人々と関わることができました。
旅において必要な英語力とは?
しかし旅においてネイティブのような英会話力は必須ではありません。必要なのはグローバルな世界で通用するための英語globishの力です。(global + Englishを合わせた造語)
世界には英語のネイティブの数よりglobishとしての英語を話す人口のほうが圧倒的に多いので、ノンネイティブ同士が英語でコミュニケーションを取るという機会が旅の中で大半の割合を占めると思います。完璧じゃなくたってみんなコミュニケーションの手段として英語で会話をしています。
英会話講師の立場でも言えることですが、私が一番大切だと思うのは「伝えたいという意志」です。語学力は高いに越したことはありません。ただ、どれだけ単語力があっても文法力があってもハイレベルな資格試験に合格していても、英語で「伝えたい!」という前向きな意志がなければ高い語学力も旅においてはただの宝の持ち腐れです。
英語は単にコミュニケーションのツールのひとつでしかないし、間違いばかりのbroken Englishだとしても一生懸命伝えようとキラキラした目で話そうとしている人のほうが間違いを恐れてばかりのシャイな人よりもやはり断然かっこいいのです。
世界にはたくさんの人がいて、たくさんの考え方があって、たくさんの新たな発見があって、旅をより深く楽しむために言葉の力は必要不可欠です。シンプルにわかりやすく自分の意志や考えをしっかりと伝えるための自分の目指すGlobal Englishの在り方を旅の中でぜひ模索してみてください。
私の世界一周ルートと旅スタイル
★世界一周ルート★ 東回り
バックパック
ミレーの登山用レディースバックパックで、重さは約15キロのものを背負って移動していました。
サブバックとしてはコロンビアの黒のリュックが5キロくらいあったので移動時の重さは合計20キロくらいでした。
また旅おすすめグッズなどは別の記事の中で紹介していこうと思います。
宿泊施設と移動手段
宿泊施設は、友人宅のホームステイと旅人用ホステルでした。ホステルについても詳しくまた記事にしようと思っていますが、基本的に次に行く国のホステルを数日前にブッキングドットコムで予約をしておくといった流れです。口コミをしっかり読むのも欠かさずに!(外国人の口コミが多いので英語力もここでは必要)
移動手段は7か月という短期間だったので基本的にケチらず飛行機がメインでした。ヨーロッパはほとんどすべての国を高速バスで移動しました。2~3か国では電車での都市間移動や船での入国もしました。
コスト
ざっくりですが、出発前の旅グッズ購入を含め36か国巡る旅でかかった費用は250万程度だと思います。時間を優先させたので飛行機ばかり使ったのですが、移動をバスや電車に変えることで費用は格段に抑えることは可能です。
おわりに
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
コロナ禍で海外旅行どころではない今の世の中。それでもまた世界中の人々がすぐそばで笑顔で接することのできる人間味のあるあたたかい旅ができますようにと願わずにはいられません。
世界一に周出たきっかけと旅から学んだことをメインにまとめてみました。今後ひとつひとつの国での体験エピソードなどを記事にしていきますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです^^
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